下水道・排水設備における大きな課題は、硫化水素による腐食と安全リスクの“見えにくさ“です。
その重要性を示す事例として、八潮市下水道陥没事故が挙げられます。硫化水素の発生は、次のような変化で大きく変動します。
・昼夜の流入量変化
・気温・水温の季節変動
・工場排水の影響
・降雨・滞留条件
つまり、一時的なスポット測定では実態を把握できない事がほとんどであり、本当に危険なピーク濃度は“たまたま測っていない時間”に発生している可能性があるのです。
当社の無線式定置型ガス濃度測定器オダログは、リチウム電池による長期間(年間)連続測定が可能です。電源確保が困難なマンホール内でも交換頻度を抑えた長期運用を実現し、年間を通しての季節変化や年間トレンドを把握する事が可能です。短期測定では見えない、①夏季の高濃度化、②特定時間帯のピーク発生、③腐食が進行する条件、を確実に捉えます。
硫化水素は最終的に硫酸へ変化し、コンクリート腐食を引き起こします。長期データにより
・劣化進行の予測
・補修タイミングの最適化
・事故リスクの低減
が可能になります。また、人体に危険の及ぶ環境でも電源が不要なため、定期回収のみと現場負担を最小限に抑えた運用が可能です。
「見えない1時間」が事故を起こす。だからこそ、“1年間測る”。オダログは、マンホール内の硫化水素リスクを“点”ではなく“線”で捉える唯一の手段です。
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