POM由来ホルムアルデヒドへの測定・除去対策

導入事例

導入先:製造・設備管理事業者(制御設備管理部門)
導入製品:ホルムアルデメーター(ホルムアルデヒド濃度計)/コロシューター(ガス除去装置)


背景・課題

制御盤内に使用されているPOM(ポリアセタール)製の樹脂部品――コネクタ・ギア・絶縁材など――は、経年劣化や盤内温度の上昇・高湿度・腐食性ガスの影響を受けることで、ホルムアルデヒドを放出することが知られています。

ホルムアルデヒドの室内環境基準は0.08ppm以下と定められていますが、この基準を超えた場合に生じるリスクは人体・設備の両面に及びます。

  • 目・喉への刺激による作業環境の悪化
  • 接点腐食・電子基板の劣化による誤作動や突発故障

地熱・下水・工場設備など、温度・湿度・腐食性ガスが複合する環境では特に発生リスクが高く、問題は「故障が起きて初めて気づく」という点にありました。ホルムアルデヒドは臭いだけでは判断が難しく、知らないうちに基準を超過しているケースが少なくありません。


導入内容

まず現状測定を実施し、0.08ppmという基準値に対して実際の盤内濃度を数値で把握することから始めました。その結果をもとに発生箇所を特定し、「測定」と「除去」を組み合わせた対策を導入しています。

① ホルムアルデヒド測定器 htVによる濃度管理

低濃度域まで正確に測定できるホルムアルデメーターを設置し、0.08ppmという基準値に対して常時数値で管理できる体制を構築しました。感覚的な判断から脱却し、データに基づいた環境管理が可能になっています。

ホルムアルデヒド測定器 htV

ホルムアルデヒド測定器 htV

② コロシューターによるガス除去

発生箇所に対してコロシューターをピンポイントで設置。吸着・分解によりホルムアルデヒドを除去し、盤内濃度を0.08ppm以下に維持する環境を実現しています。既設の制御盤に後付けで対応できるため、設備構成を変えることなく導入できました。

導入後は再測定により基準クリアを確認し、継続的なモニタリングと維持管理をあわせて実施しています。


採用のポイント

本対策の核心は、**「測定なき対策は対策ではない」**という考え方にあります。0.08ppmという明確な基準値に対して現状を数値で把握し、除去後に再測定で効果を証明できる点が、設備管理担当者から評価をいただいているポイントです。

まずは現状測定・簡易診断からご対応することも可能です。導入をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。

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