美術館・博物館では、貴重な美術品や歴史的資料、文化財などを長期間にわたり安全に保存・展示する必要があります。そのためには、温湿度管理だけでなく、空気中に含まれる腐食性ガス(主に硫化水素)への対策も極めて重要です。とくに硫化水素(H₂S)ガスは、微量であっても金属製品や顔料、紙類などに化学反応を起こし、黒変・腐食・劣化といった深刻なダメージを与える可能性があります。ジェイエムエスの硫化水素対策は、以下のようなソリューションを提供いたします。
硫化水素ガスの侵入経路調査
展示室・収蔵庫の空気中に存在する硫化水素の侵入経路を、測定レンジ「0-500ppb」の低濃度測定により確認し、侵入経路を特定します。低濃度測定器を用いることで濃度分布の傾向を把握し、侵入経路の確定へつなげます。硫化水素ガスの発生トレンドの調査
硫化水素ガスは空気中をかたまり状で動くため、濃度は流動的になりがちです。
①就業時や就業後に硫化水素ガス濃度の増加。
②硫化水素ガス濃度が季節により変動。
などのパターンがあり、これらの傾向は環境によって異なります。 そのため、短期的な測定では硫化水素ガスを捉えきれない場合があるため、ロガー付き濃度計を侵入経路や発生箇所に設置し、発生のトレンドを調査します。硫化水素ガスの除去
ジェイエムエスの腐食性ガス除去装置は圧倒的な吸着力が魅力です!光触媒と比較して、除去開始30秒でおよそ10倍(CFU-70W使用時)のガス除去能力を発揮します。迅速な除去が可能なため、高濃度・急激な濃度変化にも対応できます。除去効率は95%以上(使用環境の気密性により異なります)であり、空間内の硫化水素を迅速に取り除くことが可能です。制御機器の設置場所のリスク診断
現場の腐食リスクはISA-71.04-2013規格に準じてリスクレベルを判定します。具体的には、銅と銀の試験片を現場環境に1ヶ月設置して曝露試験を行います。試験後、腐食した試験片の錆膜厚を測定することにより、リスクを「見える化」します。
特に、腐食問題の原因となる事が多い硫化水素ガスは、以下のように分類されます:
G1:軽度 <3ppb
G2:中度 <10ppb
G3:重度 <50ppb
GX:過度 ≧50ppb
制御機器保全には、極めて低濃度での管理が必要です。
これらの対策により、文化財の保存環境を向上させ、長期的な保存性と展示品質を守ることが可能となります。
美術館・博物館の大切な文化財を次世代に確実に受け継ぐために、ぜひジェイエムエスの腐食性ガス対策をご活用ください。













