金属の防食・腐食とは
きらきらと光る金属はとても美しく、様々な環境で使用されます。しかし、このキラキラの金属というのは人間がエネルギーを注ぎ込み作り上げた仮の姿であり、次第にさびなどの作用により元の鉱石と似た状態に戻ろうとします。腐食とは金属が環境の作用で化学的に侵食される現象です。
金属の腐食は、液体や温度が大きく影響します。
腐食には2つのパターンがあり、一つは水を基本として発生する「湿食」です。湿食では、海水や河川・水道水による腐食のほか、希硫酸や塩酸などの酸性物質が湿った空気中に存在することで、水が直接目に見える形でなくとも腐食が発生します。
もう一つは、乾いた環境で発生する「乾食」です。代表的なものは、空気中で起こる酸化です。乾湿は常温では損傷が問題になるほどの腐食を起こすことは稀ですが、空気や酸素に限らず、種々の高温ガスによって進行します。硫化水素などの硫黄を含む高温のガスの中で、金属は硫化物を生成して腐食します。高温の塩素ガスも、鉄などと反応して腐食させます。
以上に挙げた例では、環境中の酸素、硫化水素、塩素などが金属表面と反応して化合物を形成し、金属を腐食させます。また、環境中の物質が金属内部に侵入し、金属を変質・劣化させるタイプの乾食も存在します。たとえば、高温の窒素ガスやアンモニアに接する鋼材には窒素が侵入し、表面近くに硬い窒化鉄を形成して脆くなります。
何の工夫もしなければ、金属は比較的早く形態を変えてしまいますが、防食技術を用いることでその進行速度を抑えることができます。
ジェイエムエスでは、空気中の腐食性ガスを減少させるだけでなく、独自の計測器を用いて侵入経路を特定し、腐食性ガスによる被害を根本から除去します。










